eSIMと物理SIMの違い:海外旅行ならどちら?
旅行先でデータ通信を使う方法として、昔からあるのが現地の物理SIMを買って差し替えるやり方です。旅行用eSIMは、それを出発前にスマホの中で済ませる方法です。どちらも現地のネットワークにつながる点は同じですが、手間とリスクのかかるところが違います。
比べてみると
| 旅行用eSIM | 現地の物理SIM | |
|---|---|---|
| 手に入れる場所 | 出発前にオンラインで | 到着後、空港のカウンターや店舗で |
| 使い始め | 着陸後、回線を切り替えるだけ | 列に並び、購入して差し替える |
| 普段のSIM | スマホに入れたまま | 抜いて、なくさないよう保管する |
| 普段の番号へのSMS | 受け取れる(契約による) | SIMを抜いている間は受け取れない |
| 紛失・破損 | 取り出せる部品がない | 小さなSIMとトレイ用ピンの管理が必要 |
| 現地の電話番号 | 多くはデータ専用 | 番号付きを選べることが多い |
eSIMが楽な場面
たとえば台湾に4日間。到着ロビーでSIMを買う列に並ぶより、飛行機を降りてすぐ地図と乗換案内が使えるほうが、旅の最初の1時間が楽になります。韓国の週末旅行のように滞在が短いほど、この差は大きく感じられます。
もう1つの違いは、普段の物理SIMを抜かなくてよいことです。日本の番号は入れたままなので、銀行やカード会社からの認証SMSを受け取れる状態を保てます(海外での受信条件は契約先によって異なります)。詳しくはLINEと電話番号をそのまま使う方法をご覧ください。
物理SIMのほうが合う場面
- スマホがeSIMに対応していない、またはSIMロックがかかっている場合。
- 現地の電話番号がどうしても必要な場合。長期滞在で現地の契約を結ぶまでのつなぎなら、eSIMで十分なこともあります。
- 古いスマホを旅行用に使う場合。eSIM非対応の端末なら物理SIMしか選べません。
対応しているかどうかは、eSIM対応機種の確認方法の手順で数分で確認できます。
物理SIMを差し替えるときの注意
現地の物理SIMを選ぶ場合は、日本のSIMを小さな袋に入れて財布の決まった場所にしまっておくのがおすすめです。帰国便の機内で戻せば、着陸後すぐに日本の回線が使えます。eSIMならこの作業そのものがなく、旅行が終わったら旅行用の回線をオフにするか削除するだけです。
まとめ
対応スマホを持っていて、データ通信が主な目的ならeSIMが手軽です。行き先が決まっていれば、台湾、韓国、アメリカなどのページで日数とデータ量を選べます。必要なデータ量の目安はローミングとの比較記事で計算しています。
よくある質問
eSIMにすると日本の番号は使えなくなりますか?
いいえ。日本の回線はそのまま残り、旅行用eSIMは別の回線として追加されます。
物理SIMとeSIMを両方入れておけますか?
eSIM対応の多くの機種で可能です。データ通信にどちらの回線を使うかを設定で選びます。
旅行用eSIMで現地の電話番号はもらえますか?
多くのプランはデータ専用です。アメリカとイギリスには、現地の番号と通話・SMSが付くプランも一部あり、商品ページに表示されます。