eSIMと海外ローミング、どちらが得?データ量で考える
日本の回線をそのまま海外で使うローミングは、設定がいらない手軽さが魅力です。旅行用eSIMは、出発前に少し準備する代わりに、旅程に合った容量を選べます。どちらが得かは一般論では決まらないので、ここでは自分の旅行で比べるための手順を説明します。
ステップ1:必要なデータ量を見積もる
私たちの行き先ページでは、1日あたり次の量を目安にしています。地図とメッセージ中心なら0.2GB、SNSや写真の投稿もするなら0.5GB、動画を見たりテザリングしたりするなら1.3GB。これに15%の余裕を足します。
| 旅程 | 地図とLINE中心 | SNSと写真も | 動画・テザリングも |
|---|---|---|---|
| 韓国3日間 | 約0.7GB | 約1.7GB | 約4.5GB |
| 台湾5日間 | 約1.2GB | 約2.9GB | 約7.5GB |
| ハワイ7日間 | 約1.6GB | 約4GB | 約10.5GB |
ホテルや観光地のWi-Fiを使う時間が長ければ、実際はこれより少なくなります。逆に、旅行中に写真をクラウドへ自動でバックアップする設定になっていると、思った以上に使うことがあります。
ステップ2:ローミングの条件を確かめる
契約している通信会社の海外ローミングには、1日単位の定額や、使った分だけかかる従量制など、さまざまな形があります。確認したいのは次の3点です。
- 料金が1日単位か、使った量に応じてか。
- 1日に使える高速データの量と、それを超えたあとの速度。
- 行き先の国が対象に入っているか。
ステップ3:同じ条件で並べる
旅行用eSIMは日数と容量で選ぶので、ステップ1の数字をそのまま当てはめられます。韓国、台湾、アメリカなど、各ページに最新の料金が表示されています。ローミングの1日あたりの料金に旅行日数を掛けたものと、必要な容量のeSIMの料金を並べれば、自分の旅行でどちらが合うかが見えてきます。
判断のヒント
- 旅程が長いほど、1日単位で積み上がるローミングとの差が出やすくなります。
- 動画やテザリングを使うなら容量が大きくなります。ハワイ7日間でこの使い方なら約10.5GBです。無制限のプランもありますが、1日あたりの高速通信量の上限がプランに表示されているので、確認してから選んでください。
- テザリングは多くのプランで使えますが、現地のネットワークによります。頼りにする前にプランの詳細を確認し、データ量は動画並みの1.3GB/日で見積もってください。
- グループ旅行なら、ポケットWi-Fiを1台借りて共有する選択肢もあります。受け取りと返却、充電と持ち運びの手間と比べて決めましょう。
eSIMにしても日本の番号は使える
旅行用eSIMにしても、日本の回線はスマホに残ります。データ通信だけをeSIMに任せ、日本の回線はデータローミングをオフにしておけば、着信やSMSを受けられる状態を保てます(受信の条件は契約先によります)。全体の流れは海外旅行でeSIMを使う流れ、物理SIMとの比較はeSIMと物理SIMの違いをご覧ください。
よくある質問
短い旅行ならローミングでも十分ですか?
使う量が少なく、ローミングの条件が分かりやすいなら、それも選択肢です。日数と使い方で必要な容量を出し、同じ条件で比べてください。
必要なデータ量の目安は?
1日あたり、地図とメッセージ中心で0.2GB、SNSや写真も使うなら0.5GB、動画やテザリングなら1.3GB。これに15%の余裕を足します。
データが余ったり足りなかったりしたら?
足りないときはアカウントページからトップアップできます。自動更新はないので、使わなかった分の請求が続くことはありません。